「今のスマホ(iPhone 17 Pro、Galaxy S25 Ultraなど)なら、Web素材なんて十分きれいに撮れませんか? わざわざ重いカメラを持ち歩く意味がわかりません。」
おっしゃる通り、記録用ならスマホが最強です。私もGalaxy S25 Ultraを使っていますから。 でも、「情報(記録)」と「作品(空気感)」は別物です。 プロとして「Webサイトの顔」となる写真を撮る時、私は必ずカメラを握ります。
ファインダーを覗いた瞬間、世界からノイズが消える。 その没入感の中で切り取った1枚には、スマホのAI補正では出せない「その場の空気感」が宿ります。 今回は、私が「記録」ではなく「表現」のために選んだ最新の愛機と、その運用システムを紹介します。
1. 愛機:SONY α7V + 最強のレンズ2本

これまではコンパクトな「α7C」を使っていましたが、2026年1月に最新の「α7V」を導入しました。 まだ使い始めて日は浅いですが、その描写力はもちろん、AIによる被写体認識と進化した連写性能。これらがもたらす「一瞬の隙を逃さない捕捉力」は別次元です。
My Lens ChoiceWeb制作の現場に合わせて、以下の2本を使い分けています。
- SONY FE 35mm F1.4 GM: これぞ「空気感」を写すレンズ。 開放F1.4のボケ味は、ただ背景がボケるだけでなく、被写体の存在感を強烈に浮き上がらせます。社長インタビューやメインビジュアル撮影の必需品です。
- SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary: 「軽いのに明るい」万能ズーム。 オフィス撮影や現場撮影など、フットワーク軽く動きたい時はこれ一本。F2.8通しなので、薄暗い室内でもノイズレスな写真が撮れます。
2. 哲学:なぜ「重い」のに持ち歩くのか
スマホ(Galaxy S25 Ultra)は、ポケットから出して1秒で撮れる「最強のメモ帳」です。 しかし、カメラは「時間を止める道具」です。
わざわざバッグから取り出し、構図を決め、シャッターを切る。 この一連の動作が、私自身のスイッチを「ディレクターモード」に切り替えてくれます。 クライアントのオフィスや商品の「空気感」を写し取るには、この「撮るための儀式」が必要なのです。

3. OFFの顔:家族と風景を撮る「思考の休憩所」
Webディレクションという仕事は、常に論理と数字に追われる日々です。 だからこそ、休日にはカメラを持って、思考を休める「休憩所」へ向かいます。
My OASIS
- 子供の成長を「作品」に残す: SONY α7VのリアルタイムトラッキングAFと高速連写は強力です。 予測不能な動きをする子供の瞳をガッチリ掴み、最高の笑顔の一瞬を逃しません。スマホで撮る「記録」とは違う、父としての穏やかな時間が流れる「空気感」がそこにあります。
- 風景写真で脳に「余白」を作る: ファインダーという「小さな枠」の中だけに集中する。 美しい風景や光を探して静かにシャッターを切る時間は、情報過多なデジタル社会から切り離された、私にとっての休憩場です。

4. 装備:Yosemite × Flextop の最強運用
高価な機材を守り、かつストレスなく持ち運ぶするためにたどり着いたのが、このストラップシステムです。


My GEAR LOGIC
- Yosemite Camera Strap(ミリタリーカーキ): クライミングロープ素材でとにかく頑丈。 ストラップが切れてカメラが破損しては本末転倒です。このストラップは信頼性が高く、そのわりに「見た目がゴツすぎずスタイリッシュ」なのが気に入っています。
- drip Flextop: ここが運用の肝です。 Yosemiteにこのパーツを噛ませることで、ストラップを金具(クイックリリースパーツ)で瞬時に着脱できます。
デスクで撮影する時や三脚使用時は外し、子供と公園に行くときは装着する。 この「可変性」こそが、仕事とプライベートを横断する私のスタイルに合致します。
5. まとめ:なぜディレクターがカメラを持つのか
SUMMARY
私が現場にカメラを持ち込む理由は、以下の3点に集約されます。
- 役割の分担: 「記録」は最強のスマホ(Galaxy)に任せ、カメラは「空気感の描写」に特化させる。
- 機動力の確保: Yosemite × Flextopの組み合わせで、必要な時だけストラップを装着し、撮影のストレスをゼロにする。
- 没入感の創出: 仕事ではクライアントの魅力を、プライベートでは家族の時間を。ファインダー越しに世界を切り取ることで、人生の解像度を上げる。
たかがカメラ、たかがストラップかもしれません。 しかし、毎日触れる道具にこだわることは、「仕事の細部にこだわる姿勢」に直結します。
「Webサイトの素材なんてスマホでいいや」と思った瞬間、思考は停止します。 良い写真を撮れば、良いWebサイトができると信じて。
クライアントのため、そして何より自分自身の人生を豊かにするために、私はこれからもこの重いカメラを持ち歩き、シャッターを切り続けます。

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